Man Furuya

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ある域から.10-5

Posted on 15 June, 2012 at 13:06 Comments comments (0)
ここはAmerica, Los Angeles。時は2000年。
随分とさかのぼりましたが過去にも天を撮るようなことをしていまして今回はそのシリーズものを紹介いたします。

私目線で何気に気になった地上の”ようす”が撮影され今度はその”ようす”の見た目で空を撮影するというシリーズ作品です。















The Sky Ground, 1-1, 2000

1. まず気になる地上の”ようす”を精密描写。
















The Sky Ground, 1-2, 2000

2. そしてカメラアングルをぐるっと180度転換。太陽が写ったりその
  ハレーションが起きても問題なし。


それぞれの偶然の関係性を大型カメラで精密描写しカタチにして行く作業です。
ちなみに今回はSunset Blvd沿いにある有名なCineramadomeの前辺りで撮影。2000年に撮影されたものですがシリーズを通して実際に現場がありますので
私自身もう一度訪れてみたいと思ったりしています。

古家 万



ある域から.10-4

Posted on 11 May, 2012 at 13:05 Comments comments (0)
ここは広島県福山市の鞆の浦(とものうら)。
















no. 122410   Tomonoura and A Moon Trail, Hiroshima, 2010

広島県の尾道、竹原市は高校の修学旅行で訪れ色々な映画の舞台になっている
ことは知っていましたが2010年当初の目的以外の所で偶然にも遅ればせながら
ですが色々発見しました。
最近ロケ地巡礼みたいなことが流行っていますがこの地域は元祖ですね。
イノシシに注意!

つづく
古家 万



ある域から.10-3

Posted on 4 May, 2012 at 13:03 Comments comments (0)
所はかわり東京足立区。















no. 100911   "The view that Yutaka Ozaki saw", Tokyo, 2011

中学3年の時クラスの友達が言った。「今夜尾崎だから見ろよ!」(深夜にテレビで尾崎豊の代々木体育館で行われたライブ番組があるから見るように!)
その特番のCMが食品会社一社提供、パリ・ダカールラリー、音楽が尾崎豊の
シェリーのものと言えば分かるだろうか。
それまで名前は聞いていたが全く予備知識のないまま見て同時に録画もした。
すごかった。見ている方が疲労する。ダッシュ(当時陸上部)を何回もやって酸欠で気持ちが悪くなる感じ。涙が出る。本人はどこからあのパワーを出している
のか。あれでは壊れてしまうのではないか。…壊れてしまった。
本人はある日酔いつぶれてこの近所にたどり着いた。現場検証のごとく行って観て何故ここに?何をどうしようとしていた?などと想像していて撮影したのがこの
作品。やはり目線は空を見ている。京都一条戻橋の作品はその2ヶ月後の作品と
なる。

つづく
古家 万

ある域から.10-2

Posted on 27 April, 2012 at 13:02 Comments comments (98)
ここは京都、一条戻橋。
前回の撮影より一ヶ月後の時は2012年1月6日。















no. 010612   Ichijo-modoribashi and A Moon Trail, Kyoto, 2012

前回の撮影は日常の目線から過去の俯瞰風景を想像していましたが今回は地面に寝そべった視点からの撮影。少なくとも街中においては普通ではない状態の目線。弔い目線です。歴史上の人々が最期におそらく絶命前後ここで見ていた空。
画面は北の空を撮影しています。月は右から左へ(東から西)と流れます。

つづく
古家 万


ある域から.10-1

Posted on 20 April, 2012 at 12:58 Comments comments (0)
ある域からも10回目を迎えました。というわけで今回は京都から。
時は2011年12月11日京都御所と二条城から程なく一条戻橋(いちじょうもどりばし)が今回の舞台。





















no. 120911-1   Ichijo-modoribashi, Kyoto, 2011

今は整備されてきれいな遊歩道のようになっていますがとても歴史のある場所。
特に去年の震災以来その場に立って地域の歴史を強く想像するようになりました。
日本において都市、町の成り立ち、特に自然災害との関係は非常に興味深いです。文化的背景もその影響が色濃く繁栄されている的な視点も加わり知れば知る程点と点がつながって行きます。歴史の丸暗記はつまらない行為ですが近代にホウムラレタ感のある日本の歴史観を探るのは面白いです。

つづく
古家 万

ある域から.9

Posted on 6 April, 2012 at 12:32 Comments comments (0)
季節ものとしまして今回は2008年4月21日に撮影されましたこちらをお届けいたします。














no. 042108   Mt. Fuji, Cherry Blossoms, and A Moon Trail, 2008

ここは河口湖。おそらく未公開作品。
前回の富士川からの眺めから富士山を挟んで丁度反対側に位置します。撮影の時系列で言えばこちらが先の撮影になります。桜の枝は梅と違い少しの風でフラフラしますので撮影時間が長くなる程にゆれて写ります。

東京は今、桜の見頃ですがここ河口湖は標高があるので見頃になるまであと2週間ほどかかるでしょうか。標高違いで桜を見に行くのもいいですよ。

古家 万

ある域から.8-3

Posted on 30 March, 2012 at 12:28 Comments comments (0)
今回はこちら、
前回撮影からさかのぼること1ヶ月。時は2008年12月12日。















no. 121208   The Shinkansen, 2008
並べてみますと















no. 011109-2   The Shinkansen, 2009

主に富士山の描写に違いがあります。
撮影側の条件はほぼ同じですのであとは自然環境により違う描写が生まれ
ました。大気中のチリ、花粉、特に水分は光の進行を歪めますがこれも味となります。出来るだけ多様な場に立ち会うようにしています。

古家 万





ある域から.8-2

Posted on 23 March, 2012 at 12:49 Comments comments (0)
前回取り上げました薩埵峠(さったとうげ)から程なく近い富士川からの
光景が今回のno. 011109-2 "The Shinkansen"。














no. 011109-2   The Shinkansen, 2009

前回の撮影と同日に決行。2009年1月11日の第2回目の撮影です。撮影方法上
どうしても時間が掛かるので一晩に2種類の撮影はまれですがうまく条件が整えば行う事もあります。過去にヨセミテで一晩で3種類の撮影をした事もありましたが被写体と月の位置とそれぞれの露光時間を調整するのはこれが限界でした。

さて、ここも有名な撮影ポイントです。いわゆる日本のシンボル、富士山と新幹線の画です。私たち日本人には慣れ親しんだ様子ですが海外の方に好評な画というものがありますので大切に取り上げています。

つづく

古家 万

ある域から.8-1

Posted on 16 March, 2012 at 13:02 Comments comments (0)
ある域からシリーズ
今回はこちら、










no. 011109-1   Mt. Fuji and A Moon Trail, 2009

富士山を眺めるポイントとして有名な薩埵峠(さったとうげ)からの作品。
作品no. 011109-1ということで2009年1月11日の一作品目という意味になっています。

ここは歌川広重の東海道五十三次之内由井薩埵嶺でおなじみの場所です。原画は
検索してご覧頂くことをお勧めします。
また東名高速で東京から関西方面に移動する際はなかなか難しいのですが現地撮影ポイントを訪れる時はよく由比漁港へ桜えび目当てに立ち寄る所でもあります。

画面右上に伸びている光は月の軌道の跡ですが丁度その辺りが伊豆半島の付け根になります。そして月の光に輝いているのは駿河湾、対して左下に流れる光は東名高速と国道1号を走る車の跡になります。


つづく

古家 万



ある域から.7-2

Posted on 2 March, 2012 at 12:09 Comments comments (0)
ここはグランドキャニオン。
ようやく着きました。




















Grand Canyon-3, AZ, 2000

アメリカで在学中にpersonal projectとして大型カメラで夜間撮影を試みていた頃の作品。ロスアンジェルスからここまで自動車を運転、更に撮影も含めると1週間は必要。先生方に許可を得て行っていました。何かと忙しい学校でしたがその為に授業も単位も課題も余裕が持てる様に工夫して。あとは事故を起こさない様に。これが一番大切。
こうして見ますと雪がパウダーシュガーの様に見えます。ここで写っている壁には雪が積もりましたが遠景には雪は見られません。また高低差からですが上部は雪、谷底に向かっては雨となってしまう様子がそのまま見て取る事ができます。
深さ平均1200mの谷といいますから谷底から吹く風は気流を乱し、天候を複雑にするそんな光景が写っています。また撮影当時は存在すらしなかった東京
スカイツリーの高さ634mをこの風景に当てはめてみますと今はその大きさが想像出来ます。
現在日本では(少なくとも私は)自然の脅威におののいていますが今までが軽視していただけと見るのが正しいのでしょうか。かの岡倉天心さんは当時あの北茨城五浦六角堂で瞑想にふけっていたといいますがもしタイミング的に天災に遭遇していたら日本美術史は変わっていたのでしょうか。などと妄想してみたり。

古家 万